人事制度について

有機体人事制度の中心概念(有機体の3本柱)

有機体である事の条件・・・「開放系」・「非平衡」・「触媒機能」

【 開放系 】

「開放系」とはオープンであること。これまではクローズであったことから、人事部に特権があったり、評価する側と評価される側で分離されていたため、評価する人に対して取り入ったり、仕事をする上で自分の評価を上げる事にしか主体的にならないといった弊害があった。「全体からの評価」と「本人の成長」と、「人事制度」が有機的に繋がった形になっていなければならない。社内の360度サーベイだけではなく、将来的には取引業者や顧客や株主や業界の人々といったような、外からも評価に参加して頂けるようにオープンにしたい。

【 非平衡 】

これまでの人事制度は、非平衡ではなく固定化されていた。(固まっているということは、死んでいるという意味)よって、等級とか、ピッチとか、ベースだというものが固定され、評価も数値化できるものだけに決まっており、整合性(調整)を取る為の形式的な形だけのものだった。非平衡ということは常に動いているということなので、評価項目も動くし、労働分配率も動く。そして、評価者も動く。それは全体が生み出している売上や付加価値や利益は、それぞれ個と無関係ではなく関係性で生じたものである。またさらに、社会や業界との関係性で生じたものである。よって、会社は社会の変化によって顧客満足の為に人事制度も変えるという生命体としての非平衡さが当然必要となる

【 触媒機能 】

評価のプロセスが、「本人の気付き」と「成長」を約束するものでなければならない。つまり、冷たく客観的に突き放したように数値を利用して分析するものではなく、ドラマチックな熱い血の通ったものであり、お互い自分では見えない、分からない、受け入れられない自己の価値観の問題の気付きといった、自己と向き合う成長の場であったり、触発される場になったりするという、人事会議そのものが理念に基づく対話を通してお互いが成長する触媒としての場でなければならない