経営理念

有機体システム思考の哲学

一、出逢いを通し、新たな自己を創発し、主体的自立の確立を図る

副文

物事の核心に迫る知性は、必ずその相手を完全価値の当事者にせずにはおかない。

副々文

出逢いを通し、その相手を通して新たな自己を発見する。その価値の大きさは量りしれない。その際にもたらされる知性は、その相手と共に新たな価値を創造し、さらに大きな喜びを頒け合う結果を生む。システム思考の成果であり、真の主体性がもたらした成果である。

解説文

人の運命とは抽象的な曖昧な概念などではけっしてない。

運命とは自分を取り囲み、包み込むこの環境のことであり、この環境のことを私達は現実と呼ぶ。我々はこの環境というリアルで生々しく手に取れば取れる現実という世界を離れて生きる自由を実は与えられていないのである。自分は自分の命を受け容れてくれた環境(世界)の中でしか生き残れないという厳然とした事実から、自分と自分を取り囲む環境(世界)は一体のものであることを知らねばならない。

運命とは出逢った現実という意味である。

そして、この世の中の万物は全て原因があって結果を生み、その結果の姿がまた新しい原因を生んでいく。原因のない結果はなく、結果のない原因もまたあり得ない。つまり、どちらか一方しか存在しないということは、この世の中にはあり得ないということである。

それは同時に、自分の思想性や価値観の内容に相応しい世界しか、自分を受け容れてくれる世界は現実に存在しないという関係の仕組みの中で、世の中は成立しているということを意味し、身近な環境にこそ自分の因縁・思想性が色濃く反映されていることになる。従って我々は、自己の環境(現実)との出逢いを通じて自己の実体を認識せざるを得ない。この原因の因とは自分自身のことであり、その結果がその人の運命、つまりその人の環境である現実ということになる。この結果(現実)を引き起こすためには原因(自分自身)に、ある条件が加味される必要がある。その条件こそ、出逢いである。

我々は、様々な出逢うべき相手と出逢って自分の運命(価値観)を創造していく。出逢う相手との関わりの中で一番理想的な関わりを遂げるために、統合と分極を統合する知性が究極の知性であることを受け容れ、出逢う相手が持っている、隠している、気付いていない、この人間の中によくもこんな素晴らしいエネルギーがあるものかという、相手の最も尊いものをよく開き、よく引き出すことのできる統合の思想を確信する、素直な自分であろうとすることで、結果、自己の尊厳性と真の主体的自立の確立を目指すことになる。
自己の実体(因)と出逢い(縁)が新しい現実(果)を引き起こす。

新しい運命(現実)を引き起こす
自己組織化の世界に、求められる触媒の機能とは一体何か?

それは、私達自身である。

有機体システム思考の哲学

  • 一、あらゆる立場の異なる相互が、互具・互見の摂理により、完全価値の創造を図る
  • 一、パラドックスの現実がもたらす、自己矛盾の統合により、価値の生成を図る
  • 一、出逢いを通し、新たな自己を創発し、主体的自立の確立を図る