経営理念

有機体システム思考の哲学

一、あらゆる立場の異なる相互が、互具・互見の摂理により、完全価値の創造を図る

副文

互具・互見の摂理が、共存と調和の秩序をもたらし、完全な価値の創造を可能とする。

副々文

開放系の世界は、多様な構成要素が生き生きとしたシステムとしての秩序を生み出し、同一の目的に向かって完全な機能を果たすべく、自発的意思と行動を通して自己実現を進化させ、統合の価値を創造する。

解説文

この世の全ての万物は、有機的関係性の中に存在し、相互に互換の関係性で一体となり、完全な価値を創造している。決して冷たい機械のように単発の部分品が集まって一つのプラント機械を作っているのではなく、瑞々しい命をもった生命体として機能している。

生命体という生きた世界に生成する組織は、常に多様な個性を活かしながら有機的システムとして理想の秩序を生み出し、自発的意思と行動を通して自己実現という同一の方向性に向かって統合の価値を創造することになる。

物体も人間も地球も、この大宇宙も全て一つの生命をもった有機的関係性の中に存在が約束され、保持され、守られ、許されている。

有機的関係性とは、つまり最小の部分である端末に全体の価値と力が集中するということであり、全体の中に部分が存在すると同時に、部分の中に実は全体が存在しているという部分即全体、全体即部分という捉え方になる。

部分は全体なくして単独で存在せず、部分なくして単独で全体は決して存在し得ないという意味においても、互具・互換の関係にあるという真の実体把握こそが今、我々に求められている。

これを機械論パラダイム(分離の思想)で観ると、部分とは一部分であって決して全体ではないからこそ部分なのであって、だからこそ部分と全体は全く別な分離されたものである。と単純に分離して考える考え方になる。

もう一つの例を考えてみる。差別と平等である。機械論パラダイム(分離の思想)での把握は「差別でなければ平等であり、平等でなければ差別である」という差別と平等は元々分離された別々の相対するものであるという把握しか出てこない。

しかしながら、生命体パラダイム(統合の思想)でこれを観る時、差別即平等となり、差別の中に実は平等が約束されている、差別は差別であるがゆえに、実は平等な要素を具足していることとなり、差別があることが平等であるための事実を作るうえで欠くことのできない条件という統合的把握が生まれる。差別を差別としか解釈できないような浅はかな単純なものの考え方、価値観から、この世の複雑な現実の実体を、本来のあるべき姿を、分離の思想から統合の思想を通して素直に受け容れる有機体思考へとパラダイムチェンジが求められているのである。

真と偽・美と醜・善と悪、今こそ全ての考察と把握において我々一人一人が向き合う必然性が時代から要求されている。「互いが互いの存在を自己に見出し、相互の一体性が完全な価値の創造を可能とする」。この互具・互見の摂理が、真の共存と調和の秩序をもたらし、有機体世界の物語りがここに生まれることになる。

この物語りの当事者は一体誰か?

それは、私達自身である。

有機体システム思考の哲学

  • 一、あらゆる立場の異なる相互が、互具・互見の摂理により、完全価値の創造を図る
  • 一、パラドックスの現実がもたらす、自己矛盾の統合により、価値の生成を図る
  • 一、出逢いを通し、新たな自己を創発し、主体的自立の確立を図る